高齢の患者様の多くに、アルツハイマー認知症の治療薬アリセプト錠が多く用いられています
そこで、査定が多い事例をお知らせします。
今回は、アリセプト錠が全て査定となった事例です。
【病名】
アルツハイマー認知症
【内容】
(11)初診料 270点
(21)アリセプト錠5mg 1錠×28日分 ⇒ 0点(不適当又は不適切と認められた)
アリセプト錠
【用量】1日1回3mgから開始し、1~2週間後に5mgに増量し、傾向投与する
【使用上の注意】 3mg/日投与は有効用量ではなく、消化系副作用の発現を抑える目的なので、1~2週間を超えて使用しないこと
初診料算定から見て、3mgからの初期投与から始める必要があると判断された
しかし、この患者は紹介患者であり前医より『アリセプト錠5mg』を服用していた
この場合レセプト摘要欄に注釈『他医院より紹介患者、前医より投与あり』等があれば誤解を招くこともなく査定とはならなかったと考えられる